様々な取引スタイルを知る

(デイトレード・スイングトレード・ポジショントレード)


FXにはいくつかのトレードスタイルがあります。どのトレードスタイルが自分に合っているかをジャッジするためにも、これは知っておきたい基本的な知識です。

FXやバイナリーオプション取引が初心者という方でも、デイトレード、デイトレーダー (デイトレードを行う人) という言葉は聞いたことがあるでしょう。その名前の通り、デイトレードは一日単位の売買取引です。それ以外にも、数日単位で行うスイングトレード、それ以上の期間に及ぶ取引はポジショントレード(スワップトレード)、逆に5分、10分単位といった超短期取引のスキャルピングといったものがあります。

さて、お好みの取引スタイルによってFX業者を選ぶチェックポイントも変わってきます。例えば自分はある程度時間をかけて取引したい、通貨の金利差を狙いたい、という考えならばポジショントレードの取引スタイルとなります。その場合、スワップポイント=スワップ金利が大きい業者に注目してFX業者を絞るとよいでしょう。ポジショントレードの場合スワップポイントが直に利益と関係してくるからです。反対にそこまで気にしなくてもよい点もあります。ポジショントレードではFX業者のシステム安定性や約定能力の高さはさほど重視しなくても問題ありません。
FXにおいてポジショントレードを行う場合、銀行で取り扱っている「外貨預金」のような資産運用が可能とも言えますが、2つの通貨に発生する金利差がずっと同じであることはない=為替レートが金利差よりも大きくなることもある、ということを忘れてはなりません。

ポジショントレードではなく、自分は短期取引で為替差益狙い!という方はスキャルピングやデイトレードでしょう。その場合はポジショントレードでは気にしなくてもよかったチェックポイントが重要になってきます。売買タイミングを逃さない、瞬時に決済できるシステムの堅牢さと高い約定能力がFX業者に求めるポイントとなります。

取引スタイルが決まりFX業者を選択することができたら、予想を立てるための分析手法を用いることも大切です。テクニカル分析は短期トレードに、ファンダメンタル分析は長期トレードに有効とされています。

テクニカル分析とファンダメンタル分析について

過去の為替レートを知り、近い未来の為替レートを予測するのがテクニカル分析です。テクニカル分析ではローソク足のチャートを利用し、為替の動きの「傾向」を掴みます。為替レートの動きを素早く察知し予想を立てる分析手法なので、スキャルピングやデイトレードなどに向いています。

その一方ファンダメンタル分析では、もう少し大きな視点を持って為替の動きを予想する分析手法です。まず「ファンダメンタル」とはその国の経済活動を表す様々な指標や条件、実態そのものを意味しています。具体的に言うと政府が発表するGDP、経済成長率、貿易収支、完全失業率、消費者物価指数、鉱工業生産指数、在庫指数、景気動向指数、物価指数・・・こういったものがあてはまります。加えて金利政策や大企業が提出する決算書なども国の経済に影響を与えるものとしてファンダメンタルに含まれます。
これらの要因を分析し、長期的な視野で為替レートの動きを予測するのがファンダメンタル分析です。

ある一国の経済活動が活発で政治的にも安定しているとすると、発表される様々な指標は良好数値を出すでしょう。その結果為替レートが高くなります。これを指標が発表されるタイミングでファンダメンタル分析すれば将来の為替レートの動きが予測できるというわけです。

しかし、既に為替レートが動いてしまった後にその事実を知る、ということもよくあります。テクニカル分析においても、ファンダメンタル分析においても双方共に取引を有利にするための分析手法ですが、完璧な分析に近づけるためには経験を重ねることも必要になってくるでしょう。